保険屋さんの年金商品 回答編

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さて、前回の年金商品の利回りを出してみます。
エクセルを使えば簡単に出せます。
まず、29年間毎年30万ずつ支払うので、
29行分-30万を入力。
そこから10年間毎年1,070,700円受け取るので
先ほどの続き10行に1,070,700を入力。
その下で、IRRという関数を使います。
セルのA1からA39まで値が入ってるときは
A40に=IRR(A1:A39,3%)
と入力してみましょう。
すると、1.05%という答えが返ってきます。
これが、この年金の利回りになります。

では、利回り1.05%は高いのでしょうか?
現在の10年国債の利率は、これより低いかも知れませんが
10年間トータルで見れば、税引き後でも1.2%ぐらいはあるでしょう。
10年国債を複利で運用した方がよいのでは???
(複利で運用とは、毎年支払われる利息分でも国債を買うということね。)

まぁ保険屋さんで運用してもらうと、
年額50,000円までの所得控除が受けられるという特典はあります。

でも、何年か前に国民年金基金の利率を出したら、税引き後でも2.1%はありました。
そして国民年金基金は、全額所得控除対象(この場合だと30万)となります。

これを結構利率いいといって売りつける保険屋さんってどうなんでしょう?
まっとうなFPなら、保険売るより年金基金入るほう進めるべきではないでしょうか?

保険屋さんは、所詮、商品を売る保険屋さんであり、FPとして見ない方がいいということでしょうね。
あと、保険の契約は不景気のときよりは好景気のときに契約した方がいいということかな。
(これよりはいい商品勧めるでしょうから。)

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